【2025年版】薬剤師になるには大学へ通う必要がある?国家試験に強い大学は?

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「薬剤師になりたいけれど、大学に通わなくてはいけないのだろうか?」
「養成講座などのオンライン教育や、専門学校、夜間学校はない?」
「国家試験の合格率が高い大学はどこ?」

社会人になってから薬剤師に転職したいと考えたときに、このような疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。

ここでは、薬剤師になるために、大学に通う以外に学ぶ方法があるかを解説します。また、国家試験合格率の高い大学についても紹介していきます。

薬剤師になるには大学に通う必要がある

薬剤師になるには、薬学部のある大学に通わなくてはなりません。大学で6年間の教育課程を修了すると、薬剤師国家試験の受験資格が得られます。試験に合格し、晴れて薬剤師の資格が取得できるのです。

そのため、国家試験の受験資格を取得するための通信教育や専門学校はありません。

なお、薬科大学や薬学部のある大学は、日本薬剤師研修センターのサイトに掲載されています。2025年5月時点で全国に79校確認できますが、いずれの学校にも夜間大学はありません。

全日制の大学に通わなくてはならないので、社会人は仕事を続けるのが難しい可能性もあるでしょう。

なお、薬科大学には4年制と6年制がありますが、4年制では国家試験の受験資格は得られません。

2025年薬剤師国家試験の合格率が高い大学は千葉大学

それでは、薬剤師国家試験の合格率が高い大学はどこでしょうか。

薬剤師国家試験の合格率は、厚生労働省のサイトで公開されています。

2025年2月22・23日に実施された第110回薬剤師国家試験の合格率を、大学別に見ると、全体(新卒・既卒合計)では千葉大学が96.49%と最も高い結果です。そして、金沢大学93.33%、東北大学92.59%と続きます。結果として、1位~3位・5位は国立大学が占めており、合格率90%を超えた私立大学は、北里大学で90.41%です。

また、新卒者に限定すると、2025年は、東北大学と京都大学が100%を達成しています。

なお、第110回国家試験の合格率は、全体で68.85%です。これは、過去3回の合格率※と比べて、ほぼ横ばい傾向といえるでしょう。
※第109回(68.43%)、第108回(69.00%)、第107回(68.02%)

まとめ

この記事では、薬剤師になるには大学に通う必要があること、2025年薬剤師国家試験の合格率が高い大学について紹介しました。

薬剤師免許を取得するには、全日制の大学薬学部に6年間通い、国家試験に合格しなくてはなりません。社会人が大学に通うからには、薬剤師国家試験の現役合格を狙いたいところです。

通学のしやすさや学費と併せて、国家試験の合格率も大学を選ぶ基準の一つとして考慮してはいかがでしょうか。

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